Notion レビュー

多機能ドキュメント管理ツールの特徴と活用法

(4.7)
総合評価: 4.7/5.0

概要

Notionは、ノート、タスク、データベース、カレンダーなどの機能を1つのツールに統合したオールインワンのワークスペースです。個人利用からチーム利用まで幅広く対応し、柔軟なカスタマイズ性と直感的なインターフェースが特徴です。ドキュメント作成、プロジェクト管理、ナレッジベース構築など、さまざまな用途に活用できます。

ドキュメント管理
プロジェクト管理
ナレッジベース
タスク管理
コラボレーション
Notionのロゴ

対応プラットフォーム

Webブラウザ

Windows

macOS

iOS

Android

日本語対応

インターフェース: 対応

サポート: 一部対応

ドキュメント: 一部対応

更新情報

公開日: 2023-09-01

最終更新: 2023-09-15

主な機能

柔軟なドキュメント作成

  • リッチテキストエディタでマークダウン対応のドキュメント作成
  • ドラッグ&ドロップで簡単にレイアウト調整
  • 画像、動画、ファイル、コードブロックなど多様なコンテンツ埋め込み
  • 階層構造でページを整理し、サイドバーからアクセス可能
Notionの柔軟なドキュメント作成画面

データベース機能

  • テーブル、ボード、カレンダー、リスト、ギャラリーなど複数のビュー
  • カスタムプロパティでデータを整理(日付、選択肢、人物、ファイルなど)
  • フィルターやソート機能で必要な情報を素早く見つける
  • リレーション機能でデータベース間の関連付け
Notionのデータベース機能画面

チームコラボレーション

  • リアルタイム編集とコメント機能
  • メンション機能で特定のメンバーに通知
  • 権限設定で閲覧・編集権限を細かく管理
  • ページやデータベースの共有リンク作成
Notionのチームコラボレーション画面

その他の機能

テンプレート

  • プロジェクト管理、会議ノート、目標追跡など多数のテンプレート
  • コミュニティ作成のテンプレートも利用可能
  • 自作テンプレートの保存と再利用

API連携

  • Slack、Google Drive、Figmaなど主要サービスとの連携
  • Zapierを通じた他サービスとの自動化
  • 公式APIを使った独自の連携開発

モバイル対応

  • iOS/Androidアプリでモバイルからアクセス
  • オフライン編集とデータ同期
  • モバイルからの写真やファイル追加

検索機能

  • 全文検索でコンテンツをすばやく見つける
  • 検索フィルターで結果を絞り込み
  • 最近アクセスしたページの履歴表示

料金プラン

Free

¥0

個人利用に最適

  • 無制限のページとブロック
  • 最大5名までのコラボレーション
  • 5MBまでのファイルアップロード
  • 7日間の編集履歴
無料で始める

Personal Pro

¥500

月額(年払い)

  • 無制限のページとブロック
  • 無制限のゲスト招待
  • 無制限のファイルアップロード
  • 30日間の編集履歴
プランを見る

Team

¥1,000

ユーザーあたり月額(年払い)

  • 共有チームスペース
  • 無制限のメンバー
  • コラボレーション機能
  • 高度な権限設定
プランを見る

Enterprise

要問合せ

大規模組織向け

  • SAML SSO
  • 高度なセキュリティ
  • 専用サポート
  • 無制限の編集履歴
問い合わせる

※価格はユーザー1人あたり。月払いの場合は料金が異なります。公式サイトで最新の料金をご確認ください。

メリット・デメリット

メリット

  • オールインワンのワークスペース

    ドキュメント、タスク管理、データベース、ウィキなど複数のツールの機能を1つに統合しているため、ツールの切り替えが少なくなります。

  • 高い柔軟性とカスタマイズ性

    ブロックベースの構造により、自由にページをカスタマイズでき、チームや個人のニーズに合わせたワークスペースを構築できます。

  • 直感的なユーザーインターフェース

    ドラッグ&ドロップやキーボードショートカットなど、使いやすさを重視した設計で、ITに詳しくないユーザーでも簡単に使いこなせます。

  • 強力なデータベース機能

    複数のビュー形式と豊富なプロパティタイプにより、情報を様々な角度から整理・表示できます。

デメリット

  • 機能が多すぎて初心者には複雑

    多機能であるがゆえに、最初は使い方を理解するのに時間がかかることがあります。

  • オフライン機能に制限あり

    基本的にはオンライン前提のサービスで、オフライン時の機能には制限があります。

  • 大量のデータを扱うと動作が遅くなる

    大規模なデータベースや多数の埋め込みコンテンツがあるページでは、読み込みや操作が遅くなることがあります。

  • 高度なプロジェクト管理には機能不足

    ガントチャートや依存関係の管理など、専門的なプロジェクト管理機能は限定的です。

ユースケース

チームのナレッジベース構築

会社のポリシー、プロセス、ガイドラインなどの情報を整理し、検索可能なナレッジベースとして活用できます。階層構造で情報を整理し、必要な情報に素早くアクセスできます。

活用ポイント: テンプレートを活用して統一感のあるドキュメントを作成し、サイドバーで論理的に整理しましょう。

プロジェクト管理とタスク追跡

プロジェクトの計画、タスクの割り当て、進捗管理をデータベース機能を使って行えます。ボード表示でカンバン方式の管理や、カレンダー表示でスケジュール管理が可能です。

活用ポイント: ステータスプロパティを設定し、フィルター機能を使って各メンバーの担当タスクを表示させましょう。

会議ノートと議事録の管理

会議の議題、決定事項、アクションアイテムを記録し、参加者と共有できます。過去の会議記録も簡単に検索・参照できるため、情報の透明性が高まります。

活用ポイント: 会議テンプレートを作成し、日付やプロジェクト名でデータベース化すると管理が容易になります。

リモートワークにおける活用ポイント

非同期コミュニケーションの促進

リモートワークでは時差や個々の作業リズムに合わせた非同期コミュニケーションが重要です。Notionではドキュメントにコメントを残したり、@メンションで特定のメンバーに通知したりできるため、リアルタイムのミーティングを減らしながらも効果的に情報共有できます。

透明性の高いプロジェクト管理

チームメンバーが地理的に分散している場合、プロジェクトの状況を可視化することが重要です。Notionのデータベース機能を使ってタスクの進捗状況、担当者、期限などを明確に表示し、誰でも最新の状況を確認できるようにしましょう。

チームの一体感を醸成するスペース作り

リモートワークではチームの一体感を維持するのが難しいことがあります。Notionを使って、チームメンバーの自己紹介ページ、週次アップデート、成功事例の共有など、チームカルチャーを育むスペースを作りましょう。

ワークフローの標準化とテンプレート活用

リモートワークでは、一貫したプロセスとワークフローが重要です。Notionでは頻繁に使用するドキュメントやプロセスをテンプレート化し、チーム全体で統一された方法で作業を進められます。

まとめ

Notionは、ノート、タスク、データベース、カレンダーなどの機能を1つのツールに統合したオールインワンのワークスペースです。個人利用からチーム利用まで幅広く対応し、柔軟なカスタマイズ性と直感的なインターフェースが特徴です。ドキュメント作成、プロジェクト管理、ナレッジベース構築など、さまざまな用途に活用できます。

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