概要
Slackは、チームのコミュニケーションを一元化し、情報共有を効率化するビジネスチャットツールです。チャンネルを使った話題ごとの会話管理、ダイレクトメッセージ、ファイル共有、ビデオ通話など、リモートワークに必要な機能を備えています。1,000以上のアプリと連携可能で、ワークフローの自動化も実現できます。
対応プラットフォーム
Web
Windows
Mac
iOS
Android
日本語対応
インターフェース: ◯
サポート: ◯
ドキュメント: ◯
更新情報
公開日: 2023-09-01
最終更新: 2023-09-15
主な機能
チャンネル機能
- プロジェクトやトピックごとに会話を整理
- パブリックチャンネルとプライベートチャンネルの使い分け
- スレッド機能による会話の整理
- ピン留め機能で重要な情報を固定表示
- チャンネルへのユーザー招待と管理
メッセージとコミュニケーション
- ダイレクトメッセージによる1対1や少人数でのやり取り
- 絵文字リアクションによる素早い反応
- リッチテキスト形式のメッセージ作成
- コードスニペットの共有
- 音声・ビデオ通話機能
ファイル共有と検索
- ドラッグ&ドロップでのファイル共有
- Google Drive、Dropboxなどとの連携
- 強力な検索機能で過去の会話やファイルを検索
- 検索フィルターによる絞り込み
- 共有されたファイルの一覧表示
その他の機能
アプリ連携と自動化
- 1,000以上のアプリとの連携
- Slackbotによる自動応答と通知
- ワークフロービルダーによる業務自動化
- APIを使用したカスタム連携
- Webhookによる外部サービスとの連携
セキュリティと管理
- エンタープライズグレードのセキュリティ
- シングルサインオン(SSO)対応
- データ暗号化
- コンプライアンス認証(GDPR、HIPAA等)
- 詳細なアクセス権限設定
モバイル対応
- iOS/Android向けネイティブアプリ
- プッシュ通知
- オフラインでのメッセージ閲覧
- モバイルからのファイル共有
- ダークモード対応
料金プラン
Enterprise Grid
要問合せ
カスタム価格
- 大規模組織向け機能
- 複数ワークスペース管理
- エンタープライズレベルのセキュリティ
- 専任カスタマーサクセスマネージャー
- 99.99%の稼働時間SLA
※価格はユーザー1人あたり。月払いの場合は料金が異なります。公式サイトで最新の料金をご確認ください。
メリット・デメリット
メリット
直感的なユーザーインターフェース
初めて使用する人でも短時間で操作方法を習得できる設計になっています。
チャンネルによる効率的な情報整理
プロジェクトやトピックごとにチャンネルを作成することで、情報が整理され、必要な情報を素早く見つけることができます。
豊富なアプリ連携と自動化機能
1,000以上のアプリと連携でき、ワークフロービルダーを使った業務自動化も可能です。
強力な検索機能
過去のメッセージやファイルを素早く検索でき、フィルターを使った絞り込みも可能です。
モバイル対応の充実
iOS/Android向けのネイティブアプリが提供され、外出先でもスムーズにコミュニケーションが取れます。
デメリット
無料プランではメッセージ履歴に制限あり
無料プランでは最新の10,000件のメッセージしか閲覧できないため、長期的な利用では有料プランへの移行が必要になることがあります。
情報過多になりやすい
チャンネル数が増えると情報が分散し、重要なメッセージを見逃す可能性があります。適切なチャンネル設計と通知設定が重要です。
ビデオ会議機能は専用ツールに劣る
Zoom等の専用ビデオ会議ツールと比較すると、機能面で劣る部分があります。
学習コスト
基本操作は簡単ですが、高度な機能や自動化を活用するには一定の学習が必要です。
大規模組織での管理が複雑
ユーザー数が多い組織では、適切な権限設定やワークスペース管理に手間がかかることがあります。
ユースケース
リモートチームのコミュニケーション基盤
地理的に分散したチームメンバー間のコミュニケーションをSlackで一元化。チャンネルで話題ごとに会話を整理し、情報の見逃しを防ぎます。
活用ポイント: タイムゾーンの異なるメンバーとのコミュニケーションには、スレッド機能を活用して非同期のやり取りを効率化しましょう。
プロジェクト管理の効率化
プロジェクトごとにチャンネルを作成し、関連するすべての会話、ファイル、意思決定を一箇所に集約。Asanaなどのプロジェクト管理ツールと連携することで、タスクの進捗も確認できます。
活用ポイント: プロジェクトチャンネルのトピックには、プロジェクトの目標や重要なリンクを設定しておくと便利です。
カスタマーサポートの強化
顧客からの問い合わせをSlackチャンネルに集約し、チーム全体で対応。過去の類似ケースも検索できるため、迅速かつ一貫した対応が可能になります。
活用ポイント: Zendesk等のサポートツールとSlackを連携させ、チケット情報を自動的にチャンネルに通知する仕組みを作りましょう。
社内ナレッジの蓄積と共有
重要な情報や決定事項をSlackに記録し、検索可能なナレッジベースとして活用。新メンバーのオンボーディングも効率化できます。
活用ポイント: 重要な情報はピン留め機能を使って固定表示し、いつでも参照できるようにしましょう。
マーケティングキャンペーンの管理
マーケティングチームがキャンペーンの計画、実行、分析を一元管理。SNS投稿の承認フローや、広告パフォーマンスの自動通知なども設定できます。
活用ポイント: ワークフロービルダーを使って、コンテンツの承認プロセスを自動化すると効率的です。
リモートワークにおける活用ポイント
ステータス機能の活用
現在の状態(会議中、集中作業中、休憩中など)をステータスで表示することで、チームメンバーに自分の状況を伝えられます。リモートワークでは対面での状況確認ができないため、この機能が特に重要です。
非同期コミュニケーションの促進
異なるタイムゾーンや勤務時間のメンバーとも効率的にコミュニケーションできるよう、重要な情報はチャンネルに投稿し、返信を急がないようにしましょう。「Do Not Disturb」機能を活用して、集中時間を確保することも大切です。
チャンネル設計の最適化
情報過多を防ぐため、チャンネルは目的別に適切に設計しましょう。全員が参加すべき重要なチャンネルと、オプショナルな興味ベースのチャンネルを明確に区別することがポイントです。
定期的なバーチャル交流の実施
リモートワークでは雑談の機会が減りがちです。「random」チャンネルでの日常会話や、定期的なバーチャルコーヒーブレイクを設けることで、チームの結束力を高められます。
自動化による業務効率化
定型的な報告や通知はSlackbotやワークフロービルダーで自動化しましょう。例えば、毎朝のステータス報告や、特定のキーワードが投稿されたときの自動応答などが設定できます。